BBカードの奥深さについて 考察
2013-02-28
約8年前に出会ったBBカード。それまで使っていたコースブック(英語のレベル別テキスト)で2年学んだ小5男子Yくんが
「先生、このテキスト、今日で終わり? じゃ、投げといてー(捨てといて、の北海道弁)」と
言い放ち帰っていったのがショックで

他にいい教材はないかと模索していたときのことです。
結局そのYくんは、毎週2年間通っていたにもかかわらず、
Hello~とHow are you? くらいしか身に付きませんでした

毎回1時間のレッスンをする為に、倍の時間をかけて計画を練っていたのに、
私は一体何をしてきたんだろう?
彼に何を残してあげたのだろう?と本人にも保護者の方にも申し訳なく思いました。
早速ワークショップに参加し、BBカードの大きな可能性に惹き込まれました

BBカードは、64の基本的な英語表現を、遊び感覚で気負うことなく身につけていける教材です。
どんな子も好きなところから取り掛かれ、出来る出来ない、や、速い遅いの判断基準でなく、
基礎を学びながら、得意なところをどんどん伸ばせます

英検3級且つ中学3年の文法事項、現在完了まで網羅。
毎回、工夫された遊びの中で、何百回、何千回と声に出して繰り返すことで、
日本語とは違う、「英語」の構文が体に蓄積されていきます

‘遊び’を極めるがごとく、レッスン時間の中で様々なゲームを体験しますが、
それは札幌のU先生の言葉を借りれば、
全ては「オリジナルの64文」にもどってくるためのもの

30年前に、英検問題や教科書を丁寧に分析し制作された、64枚。
小学生や幼児でも興味を持つ、ちょっと変顔のキャラクター達が描かれています


学校英語に応用しテスト対策をしたり、英検の発話練習にも使っています。
基礎ががっちりしているからこそ、
付け焼刃の暗記や、その場しのぎの会話レッスンにならず、
共通の土台があるからこそ、

また長い時間をかけて体に染みわたった栄養素だからこそ
それをゆっくり咀嚼し、自ら思考しつつ、未来に向かって、いか様にも
広げていくことが出来るのだと思います

先日参加した札幌のBB勉強会は、始まって以来の大人数で、盛況でした。
‘OSMOSIS’という今まで聞いたことも見たこともない言葉に出会ったのです。
そのことについては、また後日書きたいと思います

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